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松本克平 (俳優) : ミニ英和和英辞書
松本克平 (俳優)[まつもと かっぺい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [まつ]
 【名詞】 1. (1) pine tree 2. (2) highest (of a three-tier ranking system) 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [はい]
 (n) actor
俳優 : [はいゆう]
 【名詞】 1. actor 2. actress 3. player 4. performer 
: [ゆう]
  1. (adj-na,n) actor 2. superiority 3. gentleness

松本克平 (俳優) : ウィキペディア日本語版
松本克平 (俳優)[まつもと かっぺい]

松本 克平(まつもと かっぺい、1905年4月25日 - 1995年10月3日)は、日本俳優新劇史家、演劇評論家。本名は赤沢 義巳(あかざわ よしみ)。長女は女優の赤沢亜沙子
戦前は東京左翼劇場新協劇団などに所属、戦後は俳優座に入って中堅俳優として多くの舞台に立ち、亡くなるまで現役として活動した。舞台以外にも映画テレビドラマでも脇役として活躍。新劇史家として『日本新劇史』『日本社会主義演劇史』等の著作を上梓している。自伝に『八月に乾杯 松本克平新劇自伝』。
==来歴・人物==
1905年(明治38年)4月25日長野県南安曇郡明盛村(現・長野県安曇野市)に生まれる。旧制松本中学(現長野県松本深志高等学校)、早稲田第二高等学院を卒業〔『日本映画俳優全集・男優編』、キネマ旬報社、1979年、p.539〕。旧制中学の同級生に臼井吉見古田晁がいる。早稲田大学文学部英文科中退〔三國一朗『昭和史探訪 日中戦争』、番町書房、1974年、p.47〕。
1929年(昭和4年)、劇作家を志望して東京左翼劇場に研究生として入る〔〔自伝『八月に乾杯』、弘隆社、1986年、p.337〕〔が、俳優に転向し『吼えろ支那』で初舞台を踏む〔〔松本克平 、デジタル版 日本人名大辞典+Plus、コトバンク、2014年11月23日閲覧〕。松本克平という芸名は、山本安英の夫である藤田満雄が「松本出身のKPD(ドイツ共産党の略)」という意味で命名した〔『展望 第11~12号』p.134〕。1933年(昭和8年)、中央劇場に参加、当時は日本プロレタリア演劇同盟(通称:プロット)東京支部の組織部長も務めていた〔彼岸の築地小劇場(序) 〕。翌1934年(昭和9年)、村山知義小沢栄太郎らと新協劇団の結成に参加し、『どん底』の男爵役で注目される〔。1939年(昭和14年)、新協劇団賞を受賞〔。
1940年(昭和15年)8月19日、新劇弾圧により劇団を強制解散させられ、松本を含む数百人の劇団員が検挙される。翌1941年(昭和16年)12月に出所した〔松本は、井上正夫主宰の井上演劇道場の文芸部員となった〔。
1946年(昭和21年)、村山知義らの第二次新協劇団に参加。1948年(昭和23年)、俳優座に入団し、『桜の園』のガーエフ役、『ワーニャ伯父』のセレブリャーコフ役〔松本克平 、新撰 芸能人物事典 明治~平成、コトバンク、2014年11月23日閲覧〕、『夜の来訪者』の工場主役、『有福詩人』の仁斎役などに、地味だが巧みな演技を見せ、同座の中堅として活躍する〔。晩年も村瀬幸子との二人芝居『八月に乾杯!』などの舞台に立ち、劇団の長老格として最後まで現役として活動した。1994年(平成6年)、第22回日本新劇製作者協会賞を受賞〔日本新劇製作者協会・協会賞受賞者一覧 、2014年11月23日閲覧〕。
映画には1937年(昭和12年)の『風流演歌隊』で初出演し、戦後から溝口健二監督の『女性の勝利』、木下惠介監督の『破戒』などに脇役で出演。1956年(昭和31年)からは東映の『警視庁物語』シリーズで捜査一課長役を8年間演じた。そのほか今井正監督『純愛物語』、小林正樹監督『怪談』、野村芳太郎監督『砂の器』など多くの作品に出演した。1960年代以降はテレビドラマでも活躍、時代劇では悪役も演じた。
俳優活動の傍ら、プロレタリア演劇を中心に日本新劇史の研究にも努め〔、多数の著書を出版している。1967年(昭和42年)には著書『日本新劇史』で第18回読売文学賞を受賞している。また、演劇評論家としても知られる。
1995年(平成7年)10月3日急性肺炎のため死去。90歳没。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「松本克平 (俳優)」の詳細全文を読む




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